織シリーズ8:浅田つづれ織り

織シリーズ8:浅田つづれ織り

2023.07.07

つづれ(綴)

本爪掻き手織つづれ帯 ひとすじ190年
浅田つづれ織りにふれてみませんか?

と き 7月21日(金) 22日(土) 23日(日)
ところ 大谷屋 店内

つづれ織りは、4000年前のエジプトのコプト織が起源とされ、
日本へは、大陸文化の渡来と共に奈良時代につたわってきました。

「今、つづれの帯を織っているのは、西陣で3.4軒です」
「帯柄の部分は、1日織っても数センチしか進みません」
「爪掻き本綴れの手織りの職人は、日本に17.8人しかいません」

「ここまで構築されてきた、つづれ(綴れ)の技を自分の代で絶やすわけにはいかない」
「だからこそ、先人先祖の技を守り抜きたい」

天保4年から190年。
つづれ織りひとすじに技と職人を守り続ける浅田綴、
当代織元・浅田隆史氏は、子供の頃から家業を継ぐと思っていたそうです。

つづれ帯が仕上がるまでの過程は、

1)図案

浅田はつづれ帯は、伝統に新しいセンスがとけこみ、
優雅さと品のあるデザインです。

2)糸染め 糸操り・整経

つづれ用の太い糸を染めるのは時と技を要します。
今、つづれの太糸を染めることができるのは2軒しかありません。
受け継がれてきた職人の高度の染め技と経験が、はんなりとした上品な色合いを
生み出します。

3)整織

爪掻本つづれ帯は、いつもヤスリを手元におき、長くのばした中指と薬指の
爪先に溝をつくり、けずりながら、その爪先で糸をかき寄せて、つづって
帯柄を手織りしていきます。

それぞれの専門の職人さんたちの技の結集で一本の帯ができあがるのです。

時間・技・情熱の限りを尽くしてできあがった浅田のつづれ帯は、
歯車がかみあうように、すべらず、極上の締め心地です。

「浅田つづれ帯」手に触れてごらんになりませんか?
こころよりお待ちしております。

白山神社の蓮の花が咲き始めました。
上古町・りゅーとぴあ文化ゾーンは、きものが似合う街です

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