『越後上布』にふれてみませんか?
「冬の雪」と「夏の麻」
越後人が雪国の寒さに耐えながらつくった…『越後上布』
絣の技術はインドから3~8世紀ころ海のシルクロードを経て琉球に伝えられ、琉球から日本(大和)に海上ルートで伝わりました。越後へは江戸時代に海の南北の交流で琉球絣・織物が運ばれてきました。越後の冬は雪深く閉ざされていたので、生まじめコツコツ絣の精度を上げて機織りをしたそうです。
雪晒し(ゆきさらし)
雪どけはじめる越後の春、布を白くするために雪の上に布を広げるこの工程は、「冬の雪」と「夏の麻」、日本の四季「寒さ」と「涼しさ」の2つを通して、越後人の知恵と生まじめさよって育まれ守られてきた伝統の神秘を、わたしたちに伝えてくれます。
越後上布、いまでは年間20~30反ほどしかつくられない上布です。
白い雪を麻にのせて夏まで持ってきたような涼しさを、ぜひお手にとって感じていただきたく思います。
と き 7月30日(金) 31日(土) 8月1日(日)
ところ 大谷屋店内
カミフルは、りゅーとぴあ、白山神社、空中庭園と文化ゾーンでとてもきものが似合う街です。